食器を消毒する方法
食器を消毒する方法は色々とあります。
一つは煮沸する方法です。
ぐつぐつと煮えたぎる鍋の中で食器を煮る事によって殺菌効果を期待するものです。
ただ、温度によっては死滅しない菌も存在しているので、お湯の温度、煮沸の時間には充分気を付けて行う必要があります。
また煮えた後はとても熱くなっているので、扱いには充分に気を付け、さらにそもそも高温に弱く煮沸に適していない物も有るので注意しましょう。
もう一つは漂白剤を利用する方法です。
一定時間漂白剤が入っている水の中に浸けておくだけで殺菌効果が期待できるものとなっています。
ただ人によっては肌が弱く、この時の液で肌荒れを引き起こしてしまう場合も珍しくありません。
さらに漂白剤の成分が残って居るのも危険なので、しっかりと流水で洗い流す様にします。
あとは食品用アルコールを使う方法もあります。
ただアルコール自体は水で薄まってしまうとその効果が半減してしまう事も少なくないので、実際に食器に吹きかける場合は布巾等できれいに水気をふき取ってからにしましょう。
食中毒は食器の消毒で防ぐ
日本は多湿の気候のため、どうしても細菌の発生を完全に防ぐことはできません。
じめじめしている住宅環境は細菌にとっては格好の生育環境なのです。
私たちにとっての不安要素はそれらの細菌が体内に侵入し、身体内部から悪影響を及ぼす、ということです。
外傷ならば対応は比較的容易なのですが、内部、胃や腸が攻撃を受けてしまうと、家庭の治療薬では対応が難しくなり、病院に行かなければならなくなってしまいます。
最低限の対応であり、私たちがすぐに実施可能なのは食器類の消毒です。
手指は手洗いで消毒するとして、食材を盛り付ける食器の消毒も行いましょう。
食器に雑菌が付着したままでは、手指を清潔にしても意味がありません。
中途に乾いてしっとりとしているタオルや布巾などで食器の水分をぬぐい取ったとしても、菌は付着したままです。
自然乾燥が良いでしょう。
せっかくの手料理も後でお腹を壊すようでは元も子もありません。
清潔な状態での食事を心掛けたいものですね。
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Last update:2021/10/14